このページを用意してくれたOGシラハタさんにもうしわけござらん。
また書くぜ。
ここ数日で両極端にある暴力をみた。
肯定される暴力と、否定されるべき暴力と。
前者はもちろん五芸ラグビーで、後者は不謹慎かもしれんが、つい
先に起きた、通り魔事件。
不幸にも被害あわれた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
子のある親として、教育の仕事に携わる者のはしくれとして、
やり切れない思いにたえません。
ラグビーは、ルールがあるとはいえまったくもって暴力的なスポーツ
である。ご存知のように体をひしぐほどにぶつけ、息も止まれよと
タックルに走り、あのポイントに踏みにじられても文句も言えない。
なぜだ。
それは我々が変態で・・・いやそうではなく・・・そうでないこともないが、
つまりなんだ、トライを目指して前に進むからだ。
苦痛や犠牲の末に得られるかもしれない、漠然とした喜びを
希求しているからである。
勝利への希望、トライこそ、痛みや理不尽な疲れを肯定できる
明確な目標、光といってもいいと思う。
徹頭徹尾ポジティブな方向に我々プレーヤーは走り続けている。
光を指向する暴力。それがラグビーの一面ではある。
対して、物理的なエネルギーは同様なものながら、犯罪における
それはどうか。