2009年7月24日金曜日

私事ながら、告知

まことに私事ながら。


 東京、銀座にて個展いたします。

濱本 裕介 個展
2009年8月3日(月)~8日(土)
午前11時~7時(最終日4時まで)
東京都中央区銀座6-4-8曽根ビル3F
中和ギャラリー
TEL 03-3575-7620

自分は6日(木)~8日(土)に在廊する予定です。
よろしければ皆さん、ぜひおいでください。

2009年7月21日火曜日

苦悩・梅雨・カビ生えた日々

一身上の都合により、ブログの更新を怠ってしまった。
この一月、かなりへこんでいた。

自分は教師を生業にしているが、担任もしている。自分が、である。
自分の人間性をご存知の方ならお分かりかと思うが、基本的に自分は「おもむき」がない。
今の言葉で言うならば、「KY」とでも言えばよいのだろうか。
どちらかといえば「おもむきがない」という言葉の方がすきなのだが。そんなことは
どっちゃーでもよい。
自覚はしている。人付き合いが苦手である。

そんな人間が教師をしている。ラグビーもやっている。

自分がこんな仕事やってていいもんかと良く考える。
そりゃあ嫌われもするし好かれもしよう、教師はそんなものだ。別に好かれるために
やってるわけじゃないのだ。しかし。
生徒の家に行って二時間正座をさせられ謝り続けるなんて貴重な体験をした日にゃあ、
どうだ。へこみますよねみなさん。
おれこの仕事やってていいのかなんて、考えない方がどうかしているだろう。
考えた。自分が教師に向いているかではなく、自分と付き合うことで、いらん被害をこうむる
生徒が出るのじゃないかという部分で。実際出たし。自分自身を鏡に映し、それも、
向き合いたくはない自信の暗部を、穴の開くほど見つめ続けることを強いられるなんてな
つらい一ヶ月であったことよ。

人と付き合うのが苦手で空気が読めないならば、開き直って割り切ってしまえば良い話
なのかもしれないが、中途半端な良心を発揮してしまうもので、それがしんどい。
いまだ割り切れん。

そんな時に日記を書くとどこまでもダークになるので、また、そういった状態の時には、
コンピュータに向かう気さえも起こらず、放置をかましてしまった。

OB戦があったそうですね。行けまへんでした。
引きこもっていたわけではなく、弟が福島県で結婚式を挙げやがったので、
3連休は移動と飲酒に終始した。
福島の人たちはよく飲む。楽しい酒である。東北言葉も新鮮で、よいものであった。

3つ下の弟とは一時期、京芸の近くの北星寮と言う下宿で同居していた。
知っている人ならわかるが、最近建て替えたという噂の北星寮の前身は、マンガに出てきそうな
大家さん手作りの違法建築であり、味わい深い所だった(家賃も一万円台)。そんな中で兄弟が
同居なんてことをすると衝突しないわけが無い。兄としての自分の器の小ささもあったが、
大喧嘩した。
そしてなぜかもともとの住人なはずの、兄貴たる自分の方が下宿を飛び出し、半年ほど
学校のアトリエで寝起きした。食事と着替え、風呂だけ下宿に帰った。
まだ警備も厳しくなかったので使用申請も出さず、アトリエに畳を引き、毛布をかけて寝ていた。
しかし学校で寝ているくせに、授業には遅刻した。
後に和解はしたものの、何をしてんねんおれたちはと、暗いアトリエの天井を眺めていた
もんである。

あー、今でもそうだが、あほだったことよなあ、許せ弟よ、なんつって考えながら、
新郎の弟とその新婦を見ていた。
そうしていると、ふわ~んと酔いの回る頭で、まあいいかとなんだか楽になった。