2007年11月26日月曜日

宝ヶ池

年明けの1月6日、京都宝ヶ池ラグビー場にて「谷口青児杯」が開催される。

自分はもちろん参加するつもりであり、加えて非常に楽しみでもある。
セイジさんの記念という意味ももちろんだが、その試合場自体が良いせいもあるからだ。

というのは、宝ヶ池ラグビー場、数年前に全面人工芝になり、国際試合もできるほど良いフィールドになっているのだ。「芝である」ということへの喜びは、その身を土グラウンドで削ってきたラガーマンにしか分からないであろう。だって転んでも痛くないんだもん、の一言なのだ。

ラグビーは痛いスポーツで、その痛みの二大要因は当たる、転ぶなわけで、その要素の一つが減るだけで、試合への集中度は俄然変わる。いや、痛いことに変わりはないし、怪我だってするのだが、しかしこけても痛くないねん。という気持ちの余裕はかなり大きいはずだ。

ここの所の機微は、やったことのない人には理解の難しいところであろうし、その部分をもってラグビーのマニアックさを語れてしまうのも事実。とにかく言いたいのは、芝グラウンドで試合するプレーヤーはちょっと嬉しそう、なのである。

クラブチームに所属していると外国人選手と試合する機会が多くなる。
あるニュージーランド出身の選手が土グランドを見て言っていた。
このグラウンドは作りかけなのかい?と。

違うというと、驚きとともにあり得ないと言った。
母国NZでは、少なくとも試合で土グラウンドなどアンビリーバブルなのだそうだ。
そう、我われ日本人草ラガーメンは、非常識なラグビーを日夜行っているわけだ。
そのNZのブラザーは、芝グラウンド(クラブチームでも芝グラウンドでの試合は多くない)での試合のとき、笑いながら走っていた、何をかいわんやである。

そういったわけで宝ヶ池人工芝グラウンド、
二度ほどそこで試合をしたが最高のコケごこちである。

来年1月6日、京芸OBみんなでこけつまろびつ楽しみたい。

2007年11月13日火曜日

こたつ

粋な計らいもあったものである。
花園ラグビー場の予約制観覧席に「こたつ席」なるものができているそうだ。
花園球技場のHPを見るとその画像があったが、そのまんまこたつであった。

見るとプレス席の上の段にこたつが三台、どんなもんだとばかりに置いてある。
ご丁寧に紅白の幕まで張ってあるではないか。ああ、関西の感覚だなあと思った。

ひねりのないことこの上ないが、しかしこれは嬉しい。
冬場のラグビー観戦ははっきり言って寒い。
たまらん寒い。

子どもも小さいしちょっと・・・と二の足を踏んでいたのだが、これなら安心である。
家族でこたつを囲んで、アットホームな心持でラグビーを「生」観戦。
贅沢なのか庶民的なのかよくわからんが。

と言うわけで、珍しいもの見たさもあり予約を入れてしまった。
うどんとラグビーまん、ワンドリンクつきなのだそうだ(ラグビーまんとは肉まんが楕円形になっただけのしろものであり、味はどうしようもなく肉まんである。菅平のラガーめんとまったく同じ発想なのがむしろほほえましい)。

いや楽しみ楽しみ。
ちなみに見るのはサントリー対クボタ、
こたつであるがふきさらしなんてところ、こういう大雑把さもまたよし。

2007年11月6日火曜日

いまだ青二才

Ouch!と叫びたい。いや、まだまだ落ち着きのないことである。

泰造杯の試合にて、少なからず空回りしてしまった。
まあいつものことといえばそうなのだが、声を出すつもりが怒声になってしまっていたように思う。
おまけに足までつってしまった、恥じ入るばかりである。

試合中一生懸命になるのは大事なことだが、その一生懸命さを周りのチームメイトに押し付けてはいけない。自分は気を抜くとついこの癖が出て叫びだしてしまうのだが、周りのOBさん方、迷惑なことであったと思う。

いまだ青二才、いけない、いけない。

ミスの起こることを前提として行う部分もこのスポーツにはあるのだから、それにいちいち目くじらを立てていたらラグビーもへったくれもない。自分の器の小ささをさらしてしまった感がある。

しかしそこでやめないところが自分のしつこいところで、聞けば来年の1月6日に京都は宝ヶ池ラグビー場という良い所で(国際試合もできる人工芝に近年なった)、セイジさんを偲ぶ「谷口青児杯」が開催される由、これは京芸OBとしては出ないわけにはいけない。
走り回って彼岸におられるセイジさんに見てもらわねばなるまいと思っている。

今回の泰造杯での反省をもって思い切りプレーをしたいものだ。
今から楽しみなのである。

2007年11月2日金曜日

泰造杯

少し間があいた。

明日は泰造杯である、我われOBにとっては四芸に次ぐイベントとなっているはずである。

こういったイベントは個人的に好きなので、楽しみである。
よってそのことについて書くとついつい表現に私情が入りがちになるので、今回はさらっと終えておく。

中毒性の高いスポーツであるラグビーは、引退して期間をおいてもOBの心のどこかしらを若いままにしていてくれる。子ども、と表現してしまっても良いほどなのだと思うが、それが自分には好ましい。たとえ体はついてこず気持ちだけ10m先を走っていることになっていても、それはそれでよい試合ができるはずだと思う。

気持ちだけはジョン・カーワン!てな心意気という奴を見せてやりたいものだ。
ああ、こんなことを言うようになったら、自分も年を喰ったかと若干ほろ苦い思いに襲われるが、まあいい。明日は楽しくボールを追い、楽しく酒を飲みたい。もちろんしめるところはしめて試合には臨むつもりではあるが。

これを見るOBたちに、改めて参加を呼びかけたい。
人数の多いほどに楽しさも喜びも増えるであろうから。


ではまた、明日に。