2012年10月21日日曜日

ラグビーがしたい。

昨日、やむを得ぬ理由でグラウンドゴルフをした。
平和なスポーツであったことよ。
それはそれでいい。しかし。
もうええ加減ラグビーがしてえんだよ!
と、わなわななる。

いかん、今あせればまたやっちまう。
再び怪我なんかしたら取り返しがつかないぜ!
と、相反する気持ちにじりじりさらされながら玉を打つ。

秋晴れのほほん陽気のもと、おじいちゃん、おばあちゃんと雑談しながら、
突然走り出しておりゃーっと叫びだしたくなる衝動にかられていた。

半ば病気だな、と一人笑う土曜日の朝であった。

2012年10月10日水曜日

いろいろあるな、いろいろな。

人生今までに2回、スカウトされたことがある。

1回目は6、7年前、大阪、天満橋あたりを歩いていたら、ゲイ関係の映像に出演
しませんかと声をかけられた。
そら、おったまげた。
「あなたなら、アイドルになれます。」とまで言われた。アイドル。
後になって、逆立ちしても自分の輪郭と重なることのないと思われたこの言葉が、
生きる角度をちょっと変えれば自分の肩書きになるのかと考えたりしたが、
いやいや。どだい無理だ。
声をかけてきた男性は言った。
「スポーツやってはるんですか。あ、ラグビー。いや~ボクもクラブチームで
やってるんですよお。」
ちょっとまて。
その当時、まさに自分は大阪の、あるクラブチームでプレーしていた。体、硬直。
試合する相手にこの人がいて「どうもこないだは~」なんてきた日にゃあ、一体
どうしたらいいんだおれ。

結局、半泣きで断った。「勘弁してください」と、謝り口調になってしまって。
以来、クラブチームの試合にその人がいないかと、気になって仕方がなくなり、
キックオフ前に相手のチームの顔を確認する癖がついてしまったのである。
あれは一つ人生の岐路だったのかなと、今にして思ってみたり。


2012年10月8日月曜日

変化と革新と・第1回ミーティング

記事をあげるのに時間がかかってしまった。ちょっと言葉を選びたかったのと、
考えがまとまるのに、自分は時間がかかるのと。

まず飯岡氏のことを。
現役が毎夏行う長野での合宿において、試合をレフェリングして下さり、
これまでもアドヴァイスをたくさんいただいていたのだとのこと。
東京の方なのだが、この日、わざわざ大阪まで来てくだすったのである。
自分はちょっとびびった。

長野では、その夏、合宿を行う学校と宿とその予定表がレフェリーに
配布される。どこでどんな学校が合宿をし、試合をするのか一目瞭然。
その中にわれらの後輩の名も明記されるわけで、飯岡氏も、「美術系大学の
夏合宿」ということで興味を持たれたのこと。氏も正直なところ、最初は
気晴らし程度の興味だったらしい。しかし実際の現役の姿を見、本気になったと
仰られていた。うれしいことだ。

何か新しいことを始めるとき、違う方向性を打ち出そうとするとき、外部からの
視点と刺激は重要だ。まさに飯岡氏の立場はそこであり、氏の接してこられた
ラグビーの環境(早稲田)から見て、芸大ラグビーの現状に対し思うところは
大きかった。なおかつ現役は悩んでおり、突破口を求めている。そして、氏は
ものすごい熱を持ち、我々に関わって下さろうとしている。実際、熱い人である。

自分は、変化を求めその材料がそろっている今が変わり時なのだろうな、
と思った。このチャンスを逃すと、また時間がかかるのだろう。要するに、
機が熟しつつある。

飯岡氏の舌鋒は大変鋭かった。
自分が現役のころ飯岡氏とここで話していたら、殴り合いのけんかになっていた
ろうなと思うほど。
たたみかけるように現役たちにアイデアを投げかけ、叱っていた。誤解が無いよう
述べておくと、氏の熱さはあえてのものであって、まず自分の思いをぶつけ、それに
対して相手がどう答えてくるか、どれほどの気持ちを返してくれるのかを推し量って
おられるように見えた。
あいてとど突きあって理解を深めるタイプの、何のことはない、この人もまごうこと
なきラグビー者なのだ。
自分の理解では、氏はこう言っておられた。
「君たちはどれほどの気持ちを持って変わりたいのか」
「自分の気持ちにどれほど本気で返してくれるのか」
だったように思う。
具体的には。

1.毎月できるだけ頻繁に、それもOBを加えたミーティングを行う。
2.費用、参加など、遠慮をせず、もっと強くOBに求めていく。我々は仲間である。
3.現役チームをクラブチーム化し、メンバーをオープンに募る。

このことが主なものだった。
1・2についてはのぞむところ。しかし3はどうだろう。恐らく意見の分かれるところ
なのではなかろうか。しかし現役の現状からすると、手段としては自然だ。
ただその場合、われわれが明確にせねばならないものがいくつかある。
それはキョウゲイラグビー部がそうである所以、われわれがもっとも大切に
しているものは何か、われわれのタマシイは何なのか。である。