2010年12月28日火曜日

ウィスキーをもう一杯。

久々のOB戦であったことよ。
現役が強くなっていて驚くとともに、嬉しかった。
OB勝ったけどね。
追い出しコンパにも足を運び、ビールばっかりかぱかぱ飲んでいた。
自分なりに気をつけて飲んでいたつもりだったが、引退マネージャー・
ユーコさんの持っていたウイスキーを開けろなんつってひつこくからみ、
うざったOBを演じたりなんかしてもた。しっかり記憶を保ちつつそんな事を
してたもんだから、憶えているだけに、後で自己嫌悪に陥ってしまった。
何歳下にからんどるんだ。
ええかげん何年おれは酒を飲んでけつかるのか。成長しないままここまで
歳を重ねてしまった感に堪えない。
最近、たぶん死ぬまで自分のこういうところは治らないという気がしてきた。
恐らくこれからも後輩をしてうっとおしがらしめるおっさんであることなのだろう、
すまん。

しかしまあ、追い出されたプレーヤー及びマネージャーに告ぐ。
おいでませめくるめくOBワールド。

なんてここまで書いていたのが昼間で、今は夜。職場の忘年会から帰ってきて
再び書いているのであるが、全く酔わん。
人見知りの激しい自分は、こういった慣れない飲み会ではぜんぜん酔えない。
まともにお酌もしない。
冗談でなくひざを抱えてなるべく小さくなり、隣の人の話に耳を傾けるふりをして
時間が過ぎるのを待っている。
ま、楽しくないのだ。そして、それでいいと思っている。
しかし、自分の酔い方を周囲の雰囲気に任せてしまっている分、卑怯ではある。
学生気分が抜けきっていないゆえんであるが、あかんな三十路も半ばになって。 

なもんで、家のある茨木市に帰ってきてから、行き着けと言うほどでもないが、
よく行くバーで飲みなおした。
クールでカッコイイという言葉とは真逆の路線をひた走るバー「ブロンコ」。
同い年のマスターに枝豆を頼むと、100円ショップの冷凍枝豆を目の前で水に
さらし、ひやひやのまんま出してくれるというユルさがいけていると思うのだが。

子どもの頃、実家の町営住宅でご近所だったおばちゃんの働いていたスナック
と雰囲気が似ていて、ほっとする。
おつまみのお菓子をくれるので、ときたま遊びに行っていた。ヤニ臭く薄暗い
店の中で食べるアメやチョコレートは格別で、カウンターの中で笑うおばちゃんは
妙に厚化粧で猥雑でくたびれていた。
半ズボンの、長袖の手首は鼻水でピカピカだったくそ餓鬼の自分は、大きく
なったらこんな怖そうな場所には絶対来ないと思っていたが、今来とるな。
原風景にとらわれ続けている自分をまざまざと自覚する。でも気分は晴れるの
だった。

本当はこんないなたいことを書くつもりはなかったのだが、脱線した。以下次号。

2010年12月16日木曜日

おやすみママ

前回の鼻水に関する日記だが、めちゃめちゃ眠い中で書いた。
ほしたらえらい変になっとる。
え、普段とおんなじ? そうお?
でもまあなのであえて修正はしておらぬ、読みにくいかも知らんが、
ご了承いただきたく、よろしくお願いします。

2010年12月15日水曜日

Perm Y Deep 鼻水ケガレ落とし

もう年末だ。.
再び、お寺のご住職と腕相撲をかます日が近づいてきた。あれからもう一年、
今年も仏に顔向けできぬ日々を重ね、ふらりふらりと生きてしまった。

正月は 地獄の旅の  一里塚 目出度くもあり 目出度くもなし

一休宗純

あれ?なんかちゃうな。まいい。

今回の記事は、きちゃない話でもお送りしよっかな、そうしよっかな。

ここ3・4年のことだが、風邪を引くき、全快する時に「おしるし」が出るようになった。
それが出ると、薄皮がぺろりとはがれるがごとく治り、それから翌年の冬まで
健康に過ごせるのである。
何かと問われればそのおしるしとは、「鼻水」である。
それも尋常なものではない。
まっ黄っきなのだ。
この記事の題を「Perm Y Deep」としたが、いわく、アクリルガッシュ12色セットの
中の一つ、パーマネントイエロー・ディープ そのままの色なのである。
厳密に言えばそれにさらにスカーレットを少量混ぜた、なんとも明度の高い色の
鼻水なんである。
ちょっとウミウシにこんな色の奴おるかもな、と思うほどに。

仏の顔に免じて、ビロウな話をお許し願いたい。

風邪治ったかなーと思いつつ鼻をかむと、鼻腔の奥、顔の骨の中、副鼻腔から
ズビズバすぽーん!!と、けっこうな勢いで出てくる。痛いほど鼻が通り、気分は爽快。
なんだと思ってティッシュをのぞけば、それだったった。

ズビズバすぽーん!!と出たそれを見て、自分はそのあまりの黄色さに思わず
「きいろ!」と声を上げてしまった。
それが職場だったので、こっぱずかしかったもんである。
マジで?と二回ほど見直してしまったのだが、人間の体っちゅうのはまあ不思議な
存在であることよと実感したのだったが、人には見せられたものではないので、
それがいかんともしがたい。

以来、かぜの終わりにはこの冗談なくらい黄色の鼻水を見ることになったのだ。
青っぱな、とかも言うが、それは実際白が勝った青白いものであって、ほんまに
青くはない。 しかしながら自分の場合は、字義を裏切らないド黄色なのである。
しかしその色は、粘膜を守り、多くの風邪菌から自分を守ってくれた証だ。
最近それがちょっと愛しい。
ティッシュに丸めてゴミ箱に捨てる前に、ありがとう、またあの世で会おう。と
挨拶を言って捨てるようになってきた。
まるでわが身に自分のケガレを一身に引き受け、戦い終えて戦場より帰ってきた
鼻水、なんてな妄想を考えつつ、この記事を書いている。
そういうこともあり、「鼻水ケガレ落とし」 というプロレス技のような名前を考えて
みたのだ。

鼻かんだ後、びっくりするような色に出会ったことはありますか?
ズビズバすぽーん!と。

2010年12月8日水曜日

いいタックル見せてもろた

早明戦を見た。

近年の学生の試合を見ていると、その体格のイカツさに目を見張る。
以前は、いかにも学生・食うもの食ってませんというような細こい選手が
ざらに見られたものだが、食事やトレーニング方法が確立してきたのか、
太もも・二の腕が、樹齢でいうと50年は行ってるな。という丸太っぷりを
呈している選手ばっかりである。
ジャージが「ピチジャー」になって久しいということもあろう。
が、それを差し引いても「太い」。
なんか飲んでるんだろうか、やっぱり。

早稲田・明治のキャプテンがともに№8なのだが、二人してどう見ても
ありゃプロップである。なのに足が異様に速い。
体型と速度がアンバランスなので変な感覚に襲われる。
早稲田のSOなど身長187センチだ。それこそバックローだろ、と
思ったり。ラグビーは日々変容しつつ、なお究めつくせぬものよな、とも。

学生の試合を観て楽しいのは、その「守るものなんかないぜ感」である。
うらやましきはその感覚は、現役でしか味わうことのできないものだ、
OBになると二度と味わえない。
特にタックルにそれが顕著に現われる。
今回の早明戦もそうだったが、頭から突き刺さるタックルの応酬で、
何度か
テレビの前で何度も「おー」とか「わー」とか言ってしまっていた。

ああいったタックルを繰り返されたら、そら攻め手もなくなる。納得の
試合結果、早稲田の勝ちであった。

タックルは、こわい。
しかしそれを克服し、果敢に守るからこその面白さだと自分は思う。
であるので自分としては、オフェンスよりもディフェンスの方が好きである。
いい守りで勝った試合のほうが実感が強いのは、自分が被虐の徒、
所謂ところのマゾッホだからかしらん。

別にどつかれて嬉しいわけではないのだが。
背水の陣が好きなのだ、とカッコつけて言っておこう。