2008年5月29日木曜日

四芸の醍醐味とは

筋肉痛も癒え、ゆるゆる四芸を振り返ってみようと思う。

まず先に、当日ご参加いただいたOBのみなさん、京都に限らず、東京・金沢・愛知の方も含め、お疲れ様でした。

四芸の醍醐味とはなんだろうと思ったりする。それこそ人それぞれであろう。
年に一回の再会の場、楽しく身体を動かせる場、毎年参加のライフワーク。いろいろだと思う。
自分の場合、試合も楽しみなのだがそれと同じくらいに「四芸に行くまで、四芸から帰るまで」が好きである。
今回前述したように安井さんにお誘いいただき、恐縮の骨頂ながら甘えさせていただいた。OB戦前日の夜に待ち合わせ、余裕を持って出発したのである。メンバーは3人、自分、安井さん、井川君であった。
そして乗せていただいた車がこれ。



そのものずばりキャンピングカーなのである。
「こうやって夜に出てゆっくり行くのがすきやねん。」
とは安井さんの言。
自分はといえば後ろのキャビンで井川君と語らいつつ、前回世界杯決勝のビデオを見せてもらいながらという申し訳ない状態で、一応自分は免許も持ってきていたのだが、運転の交代はなかった(なんつう幸福!)。

もっとも自分の運転技術ではキャンピングカーは無理であろうと言うことだったのだが、かえすがえすも恐縮だった。
高速のパーキングエリアでビールを飲み、そのまま就寝。翌日はゆっくり目覚めて、同じパーキングの近くの岬のベンチで男三人肩寄せ合い、握り飯とサンドウィッチを食った。
出発してから、学生のころの思い出話や漆の仕事について、果ては作品売りてーなー、なんてなぼやきを発していたら、会場についてしまったのである。何をかいわんやとはこのこと。

あえて言おう、楽しかった。ロードムービーのようであった。

こんな時間を持てるような生き方をしていて、こんな楽しいことに誘ってくださる先輩がいて、自分は果報者だとしみじみ思った。
そのおかげで眠気を抱えることなく試合に臨み、余裕を持って着いたことで身体も十分すぎて疲れるほどほぐすことができた。

帰りは所用があり別行動となったが、ご一緒させていただきたかった。恐らく自分の代わりに乗せてもらった者は楽しく帰ったのではなかろうか。
思い出に残る四芸への道、エンター・ザ・ヨンゲイだったのである。

安井さん本当にありがとうございました。
自分も甘えるばっかりではいかんと改めて痛感いたしました。

ここまで書いてきて、肝心の試合の事を書くのを忘れていた。
今回は措くことにする。

2008年5月21日水曜日

結局お世話になりにけり

先日、四芸のとき先輩にもうお世話にはならないぞと言うことを書いたのであるが、朝令暮改とはこのこと、結局金沢まで連れて行ってもらうことになったのである。
それもまた、安井さんの車に乗せていただいて。
自分で言うとったら世話はないのだが、成長のない自分である。
甘えさせていただきます、安井さんありがとうございます。

閑話休題。
仕事で現在家庭訪問に回っているのだが、その途中、高校生がラグビーを練習しているのに出くわしたので、ついついしばらく眺めてしまった。
なんか切なくなってしまったのだ。こうして練習していた時期もあったなあと。
こんなことを書き出したら自分もいよいよおやじだなと思うわけだが、四芸前で気分が自分の中で高まりつつある中、こういう風景を見てしまうと、しみじみと「あー、ラグビーしてえなあ。」と口をついて出てしまった。

自分はラグビーは大学デビューなのだが、高校からやっていたらばどうだっただろうとたまに考える。
恐らく楽しくできたであろうが、そうであったなら恐らく、京芸に入ることはなかったであろう。独特の京芸ラグビーの空気を吸う事もなかったはずだと思う。
たら・ればで語ることに意味はないのだが、ひとにはそれぞれ始め時やめ時というものがあるのだなとぼんやり思った。とすれば、いい始め時を得ることができたものだと思える。
では、やめ時はいつか?
否、生涯はいずりまわって現役でいるつもりの今の自分なのである。
金沢の地が待ち遠しい。

画像はその、高校生達の練習風景である。

2008年5月9日金曜日

仕事も休んで

先日のOB戦では、OBチームのよい動きを見ることができた。

嬉しかったのは、後半になり時間がたつにつれOBの気持ちが高まってきたことである。チームとしてのそれなりのスタミナを感じた。これはやはり、この日のメンバーに新しい若手の顔ぶれが加わっていたという要素から来る部分が大きかったであろう。

数人の新しい加入がチーム全体の動きをよくする、
これも集団競技の面白さと言えるだろう。

ところで、今月の22日から四芸金沢大会が始まる。

もちろん参加するつもりであるが、これを読まれている方々はスケジュールの方、いかがでしょう。OBの試合は24日の土曜日である。
私立の高校に勤めているので、自分は土曜日も仕事があるが、有給をとって行こうと思う。クラス担任なんかにもなっているのだが、いい。先生にもやりたいことがある。表現活動とラグビーには目をつむって欲しいのだ。


前回の金沢四芸では、家人のひんしゅくを買いつつ二泊三日で参加してしまった。
現部長安井さんにおんぶに抱っこで行かせていただいたのである。食事代まで全部出していただいて、嬉しい反面非常に恐縮なことであったわけで、今でも思い出すに汗顔の至りなのである。しかもメンバーは自分だけではなかったので、安井さんには相当の負担を強いてしまった。本当にありがとうございます、楽しく過ごさせていただきました。良い思い出となっております。

4年前と言えば自分が27歳のときであり、いい大人がそんなおごられっぱなしなどというまねをしていたとは情けない話である。こういったことは今度は自分が後輩達に還元していかねばなあと感じている次第である。
アントニオ猪木の闘魂伝承ではないが、四芸の側面の一つとして、何かを伝え伝えられる場と言うものがあると思う。

OBの心意気と参考になるようなプレーを後輩達に示すため、もちろん自分自身楽しむため、四芸に多くの卒業生の集まることを願ってやまない。京芸だけでなく、他の3校のOBの方々も。