2007年12月29日土曜日

1月6日についてのお詫びと訂正

このブログを見てくださっていた皆さんにお詫びをしなければいけません。

濱本の大きな勘違いにより、OBの皆さんをはじめ現役の皆さんにも混乱を発生させることになりました。
まず、訂正を以下に明記させていただきます。

※1月6日の谷口青児杯のあり方について
・そもそも試合の主体は現役VSアウルであり、OBのイベントではないこと
・試合メンバーも現役チームが主であり、OBが参加するとすれば当日行ける者が足を運び、現役の手助という形であること
 

以上二点が本来のあり方でした。
濱本がOB事務局に確認することなく、一方的な独断によって谷口青児杯=OB主体と思い込んでしまったのがそもそもの原因でありました。また、一人鼻息を荒くし、これも前後の見境なく先発メンバーまでを記事としてこのブログに載せてしまった愚を、心よりお詫び申し上げます。
また、そのメンバーに挙げた方々を混乱させ、同時にメンバーに挙げられていなかった方々の気分を損なう状況を作ってしまったことを、加えて深く謝罪申し上げます。

本来上の世代と下の世代のつなぎとならねばならない代の自分が、両方の気持ちを無視する行動をとってしまいましたこと、今回深く反省しております。これを教訓とし、OB会の中での自分の立場、このブログで扱われるべき話の内容を慎重に相談、考慮していきたいと思います。

以上のこともあり、先に載せておりました問題の記事は削除させていただきました。
よろしくご了承ください。


OBブログ担当 濱本裕介

2007年12月5日水曜日

あ、そうだった。(OB見るべし)

追い出し試合が今年もある、早いものだ。
ここは現役たちをぐうの音も出ぬほど叩きのめしてOBの力を示しておかねばならない。

そのまえに。
われわれOBチームはほとんど試合のときにしか集まらないこともあり、
ふだんコンビネーションをあわせる機会がない。

なもので試合自体は出たとこ勝負のなんとかなるやろ作戦で行っている。
しかし皆も感じているであろう通り、これではチーム力として頭打ちで発展がない。

自分としてはそれはなんとなく嫌であるので、ぼんやりとどうしたらいいかと思っていた。試合直前にこうしましょうと決めてみても、そんなもんでコンビが合うはずもないのである。戦略思想の行き渡っていない試合はなかなかしんどいし、不必要なフラストレーションも発生してしまうことになるのだ。

そしたらこのブログがあることに気づいた。

あ、そうか、作戦会議をここでやればよいのだ。
動きを伴わないことで不十分なことは明白だが、試合に参加するであろうOBが目を通すことで、とりあえず意思統一はできるはずである、や、いいことに気がついた。
では追記にて12月16日の追い出し試合における戦略および戦術を考えてみたい。

われわれOBはその特徴として、スキルがある。FWは孤立しがちだが、個々の突破力はあり、BKにもそれなりに展開力がある。いかんせん練習とスタミナ不足の感は否めないが、バランスは取れているように思うのだ。現役相手にはセットプレーも安定している。
だから上記の力を生かすために何が必要かといったとき、自分はこう提案する。

「縦、縦、横」のリズムのセオリーを遵守すべし。

単純な戦略だが、これ結構できていないのだ。
現役相手にやっていると、二次、三次攻撃のときBKラインはだだあまりになっている。
ところがゴールラインが近づくとOBはサイド攻撃に固執しだし、孤立しがちなものだからトライチャンスをみすみす逃す場面が多い。試合が拮抗しだすと特に顕著なのである。

これでは消耗の悪循環に陥り危険なように思える。その疲れは試合後半に必ず襲ってくるはずなのだ。
自分も含め、しんどい場面になるとボールを手放しにくくなる。ミスを恐れるからであろうが、敵はどんどん自分の持つ停滞したボールに殺到してくるわけであって、したがってスピードのないサイド攻撃は当然逆効果である。しかし逆に言えば敵が一点に集まって行けばそれ以外の地域はがらがらになるのだから、そこにOBのチャンスは生まれるわけだ。だからこそここぞと言うときにボールを横に振る勇気を持ちたい。
もちろん試合は有機的に動くものであり、上に挙げたセオリー通りにいくものではない。上のことは我われの中での共通意識としておいて置きたいのであって、細かい動きは臨機応変と言うことになる。
では実際の戦術はどうしていくかと言うなら、一次めのポイントを敵スタンドに集め、サイドを衝く。三次目のポイントでできるだけ早くBKに回すことで、相手は完全に後手に回ることになるのだ。単純であるが手堅く効果的な手だと思う。
至極当たり前なことをえらそうに言ってしまっているが。

次にディフェンスについては、最近の現役ははっきり言って組織立った攻撃をしてこない。
ボールをライン裏に上げて松田を走りこませるか、偶然抜けるかの二つしかない。どちらもギャンブルなので怖がる必要は全くないのだが、何せうっとうしいことこの上ない。まず松田に対しては、オープンFL位置の選手が敵SOにダッシュして思い切りプレッシャーをかけ、そしてブラインドFL位置の選手が後ろに深く戻り、FBとラインの間に落ちるボールをケアする。松田のランニングコースを見つつ戻ればなお良い。

ラインディフェンスは3歩飛び出し、後はじっくり外に追い出す形でプレッシャーをかけていく。現役の攻撃ラインはかなり横流れなので、上のことを繰り返していけば必ずミスをしてくれるだろう。簡単に言うと、敵スタンドを早めにつぶすことなのだ。
一番気をつけたいのは、OBのディフェンスがポイントに入りすぎることである。ラックになるのを見届けてサイドを見ておき、それ以外の選手はディフェンスラインに出てきてくれるとありがたいのだ。あまらされていることが良くあるので。

以上のことが実行できたなら、あまりしんどい目も見ることなく現役に勝てる気がするのだが、どうであろう。これができれば世話はないと言うものでもあろうが、上のイメージを持っておいていただきたいとも思うのである。後は頑張ってノーサイドまで走りきることだと思う。
さて、ここまでかなり高飛車に書いてしまったが、これを見たOB皆さんはどう感じられるだろう、貴重な意見が聞きたい。ほかにも必ず策はあるはずだと思うので、書き込みいただければ非常に幸いなのである。

ところで、この文をいま自分は現役にも見られる事を意識して書いている。
言ってみれば、16日に向けての挑戦状ととってもらってよい。

これを見た後の現役の対応はいくつか想定もできているので、いずれにしろ現役はこの文を見たことですでに我われOBの術中にはまりこんでいることになるのだ。試合当日の彼らの右往左往する姿が思われ、自分は今から勝利の笑みを浮かべているのである。むっふっふ。


さて、追い出し試合の待たれるや切!!

2007年12月3日月曜日

ハナゾノ

そろそろまたハナゾノのシーズンである。

日本と言う国の中で今ひとつマイナーな部類に入るのではないかと思われるスポーツだが、87回を数えるそうで、まあ約100年、実は甲子園よりも歴史は長いのだ。まさに三つ子の魂百までを地で行っていると言ってよい。

高校生たちのプレーで何がすごいと言って、その気持ちの高まりである。

タックル一つを取ってみても、守る物の全くない胸のすくような行きっぷりを見せてくれる。地面と平行になってぶち当たる姿を見ると、思わずこちらもうなってしまうと言うものだ。意識の高さのなせる業と言うほかないが(単純におバカさんと読呼んでも良いのかどうか)、逆に心が萎えるとえらい負け方をしてしまうのも事実なわけで、その辺りも潔くてよろしいと思えてしまうのである。

話は飛ぶが毎年五月辺りに、九州は福岡の地でサニックスと言う会社が主催する高校生のワールドカップ的な大会が開かれている、サニックスカップだったかな?。

日本の強豪十校弱、NZ、豪州、サモア、仏、英、韓国、南アその他からの出場があるが、試合を見ていると、高校生ながら世界の強豪相手に日本のチームも負けていないのに驚く。サモアや仏、英相手に勝ってしまうのである。将来プレミアシップやスーパー14に行く予定のでかい選手と堂々タメをはっているのだ。

これが大人の世界杯となるとなぜあんなに差がつくのか不思議になるのだが、やはり彼らを取り巻く環境に大きな開きがあるというものなのだろう。

あ、日本の高校生すげえがな。と冗談でなく思えるのにである。


自分はラグビー歴を大学からスタートさせた。
それ以前は柔道一本槍であって、団体行動が苦手であるので、チームプレーと言うものに気後れと嫌悪を抱いてさえいた。柔道にも団体戦と言うものはあるが、個人戦の寄せ集めに近いので、あまりチームの感覚がない。

家でテレビを見ていても、ラグビーをやってなんかいればすぐにチャンネルを変えていたクチなのである。思えば殺伐とした高校生だったなあと思い返してしまうわけだが、自分の母校のある鳥取県には、高校ラグビー部が4つしかない。全敗しても4強入りと言うギャグのような構図になっており、いつの話だか、代表決定戦で同点になったときには勝敗をじゃんけんで決めたことさえあるという。
この一事をもってしても、自分の育った地方ののどかさを分かっていただけると思う。ああ田園。

その鳥取県にあり、去年に続きわが母校が花園に出場を決めた。

自分の時代にはラグビー部に入ると言うことは、大学浪人をすると宣言するのと同じことだと言われていたが(大学センター試験の追い込みが花園の時期と重なるため)、ようするにそんなことを言う雰囲気の学校のラグビー部なんである。
だから花園の予選においても、かつての日本対NZのように、百何十点をとられて負ける。
返って気持ちの良いほどけちょんけちょんにやられる。
しょうがないのだが、なんとなく気になってしまう自分もいるのである。

さて今年はどんな試合をわが母校、鳥取県立倉吉東高等学校はみせてくれるのか。

高1の頃、一度誘われつつも入部を断ったあのラグビー部に、
複雑な思いとともに小さな期待をそっと寄せている自分がいる。