2009年5月31日日曜日

ウィスキーがおいしくてね



久々に気に入っているバーに行ってみた。
自分の住む茨木市、JR茨木の近くであり、自分の家にも近い
中が狭くて、カウンターが六席。ちゃぶ台のようなボックス席が一つ。
十人も客が入らない。
恐らく昔のスナックをそのまま使っている様子で、時代を感じさせるたたずまいがよい。
 以前の芸祭で出ていた飲み屋に近い雰囲気と言えばわかりよいだろうか。
 一度、引越しを手伝ってくれたお礼に、ウエスギ君とウチヤマ君を連れて行って
しこたま飲んだことがあるぐらいで、後は一人で行く。
ここのマスターが同世代で、またゆるい人で居心地がよい。そして、お兄さんが京芸の
サッカー部のOBさんである。われわれでいうと、モゲさんと同じ回生の人だそうだ。

以前は自分は完全な麦酒党 で、きつい酒はだめだったのだが、歳をとったせいか、
ウィスキーが飲めるようになって、また、好きになった。
そして好みの種類も置いているので、なおさら足が向くようになってしまった。
あ、おいしいと感じるようになっている。
そんなんで強い酒に対する過信が生じ、アンドウ君たちのアトリエ開きのパーティーに行って
焼酎を飲んだら、つぶれてしまった。気がついたら寝とった。さっきまで外国人に説教をしていた
ような気がしていたのだが。
そしてお決まり、地獄を見た。どうやら自分は一人でちびちび飲んでいたほうがよいようである。

なにはあれ、バー「ブロンコ」 、茨木市で終電を無くしたら足を向けられるとよろしいかと。

2009年5月24日日曜日

6月7日、OB戦



思えらくの言わずもがな、四芸は大事なイベントである。
自分に限定していえば、ラグビーによって得た効能が、大げさでなく、人格矯正および更生・人生の路線変更・思考方法の多重化(せいぜい同時に二通り程度だが)および柔軟化などなど、あたかも体にいい温泉みたいにたくさんあったので、かなりの意義があった。
なだけに、クラブ四年間のひとまずの集大成である四芸というのは、「でかかった」。

だから、今回の、前代未聞の四芸中止という事態が現役にもたらしたショックというのは、推して知るべし、だろう。だってお分かりのように、我々が学生であった頃そうであったように、四芸のためにすべての準備をしてきたのだ。
チーフマネージャー・サヤさんの言では、みな落ち着いているとのことであるが。

そういったわけで、来たる6月7日(日)、セイジさんの追悼記念試合を、
現役首脳陣の引退OB戦とするとのことである。ご参加お願いいたします。

個人的には、四芸のためにため込んでいた気持ちを、現役には出してもらいたい。
気合の入った動きを心から期待する。
それはOBとしてどうこう思うということではなく、一プレーヤーとして、たとえそれがどんなチームであろうと、気合の入った相手と戦うことはとても楽しいからだ。そして、
必ずそれはよい試合になるからだ。

そんな相手を前にしたとき、自分は血が沸く。40分ハーフもあっという間に過ぎてしまう。
そういった試合はなかなかできないものだが、いつもそれを望んでいる自分がいる。

いい試合ができたからといって四芸の無念が晴れるということでもなかろうが、
目の色を変えて、殺気さえ込めてこちらに迫ってきてくれる現役チームの姿を期待している。
セイジさんのご冥福祈念のため、四回生の引退を飾るため、自分は全力で試合に臨むつもりだ。

いい試合をしましょう。

2009年5月19日火曜日

てめえこのヴァイラス野郎!

病原菌というのは、自分の不十分な知識では、それ自体では増えることができない。
何か適当な器にに取り付いてそれを利用しないと増殖ができないのである。
つまり単細胞生物とさえ呼ぶことのかなわぬ哀れな存在なのだ。
それだけで見れば遺伝子という情報の塊なだけのもの。言ってみれば、ただのフロッピーディスク
なんである。
読取装置のない限りそれはただのモノなんであるが、形に合うプラグの付いたコンピュータに
接触したとたん、
無限にそのコピーを作り出し、増殖するのである。またそのコピーは、そこだけ生物らしく、
「適応」をする。
例えば「A」という病原菌の特効薬があると、最初はその薬の力でほとんどAは全滅する。
しかし、かろうじて生き残ったものは、数世代で薬に対する耐性を得て、効かなくなる。
ついにはその薬を食わないと死んでしまうなんていうなんていう特性を持つ「A´」なんてのが、
えげつないことに出てくるのだ。A´ を殺すには、まったく別の特効薬が必要となる。

毒蛇使いの一族は、多少コブラに咬まれてもへっちゃらなのだという。
「象をも倒す」コブラ毒に、長き世代を重ねることで耐性を作ったのだ、人間が。

それがインフルエンザと人間のいたちごっこの構図であるのだが。
ついに四芸にはでその魔手を伸ばしたか。
四芸が中止になった。
この腹立たしさはなんだ。
自然にはたかが人間、勝てん。しかし、悔しいではないか。
「何が中止か!病気の一つや二つ発症したところで、学生ならガマンしてラグビーせんか!!
フィールドで死んでこそまことのラガーマンだと自分は思いますが!!」

うそです!!

いかんともしがたいな、これは。大きな自然の流れの中では、われわれは大河の中に浮かぶ
楕円球、どうしようもないとしか言いようがない。
浮くも沈むも流れのままに、なのだ。
しかし逆境の中にあるとても、現役ボーイズアンドガールズよ、その気持ちをくすぶらせるな。
それら気持ちをぶつける場所は必ずあるぞ。
花に嵐の言葉もあるぞ、さよならだけが人生だ。とするなら、さよならする前に
今夜ここでの一盛り、もあったものだ。
それについては二、三時間でも語ることもできようが、中略し、マイナスはプラスへの
強力なばねに なる。
ここからが真価の見せ所だと自分は思うが、どうかね現役諸君。

ガッデムこのヴァイラスメーン!がんばれ現役!病原菌に負けるな。

なにやら妙に腹立たしいOBは思うのだよ。

なんでこないに残念かっちゅうとやな

四芸に参加できずに残念だというのはこの前書いたが、その理由を記しておこう。
つい女々しく参加不可能をなげいてしまっとるがな。

東京で顔を合わせたい人たちがいるのも確か。
なつかしい面々と一年に一度会える同窓会的な場でもあることよ。
それに加えて自分は去年の思い出が鮮やかだから、なお残念な気持ちが強い。

去年の金沢四芸は、ヤスイさんのキャンピングカーに乗せてもらって行った。それがごっつい楽しかったのだ。
今までの四芸で、ロードムービー的に道程を楽しむことができたのなんか初めてだったので、非常に新鮮だった。

いやー、キャンピングカーって素敵だ。
余裕を持って出発し、あせることなく目的地に向かうまでの、その旅を味わうことができるこの上ないツールなんだなあとしみじみ感じた。
つらつらと会話を楽しみつつ、テレビがあってラグビーの試合まで流してくれてたりして、自分は心の底から心がなごんだものである。
パーキングエリアで一夜を明かし、朝、日本海を見晴るかす断崖でヤスイさん、イガワくん、自分の男三人で食べた握り飯とサンドウィッチのうまかったことよ。
その思い出にプラスして四芸なのだから、記憶に焼きつかないはずがあろうか、いやない。

ハンパなく忘れがたい。

自分は今車は持っていないし、必要を感じない。しかし、もし手に入れる機会があるとするなら、絶対にキャンピングカーである。
あんな楽しい乗り物はちょっと他にないと思うのである。

そんな風にして去年の記憶がめちゃめちゃ良いので、くわあ、今年行けないのが百倍残念なのである。来年は絶対参加して、旅も試合も楽しむのだ。

四芸参加のOBのみなさん、けがの無いようお楽しみください。

2009年5月17日日曜日

四芸に行かれへん


四芸に行けない。情けない。
こういうときもあるのだと思うしかないのだが、こういうときに仕事がいやになってしまう。
子どもな自分である。

五十年誌についての集まりが学校であり、主に広告料をもらわんければならないことなどを
話した。
たくさんもらえればそれだけ助かるし、自分もすまいの茨木市の中で探してみようと思っている。
もし広告について心当たりのある方おありならば、OB事務局までご一報いただければ幸いです。

写真は今年の四芸Tシャツ。自分はピンクを買った。
フォトショップでもう少し見やすくしてみようとやってみたのだが、慣れない事はするもんじゃない、
変になってしまった。

お引越しアンドルールのこと

シラユこと、OGシラハタさんのお力で、ブログの引越しと相成った。
自分は書き散らすばっかりで何にもしないのが大変恐縮である。
ありがとうございます、シラユ殿。

さて、引越し一発目の記事は、いきなりルール変更のことについてである。
5月13日のIRB理事会においての決定であるとのこと。

「モールの引き倒しが禁止になった。」
まったくこのラグビーっちゅうのは、なんたら流動性の高い競技であろうか。

引き倒せるから押し込まれないことで、ディフェンスがポイントに入らなくなり、攻撃側にすると
人数が余らないからであるという。
攻撃するスペースができないことで展開が悪くなるではないかという声が高かったらしい。
大きなものはそれだけで、他にはおおむね変化は少ない。
しかしこの、昨日の黒が今日の白という状態、きらいではないのだが、感覚を修正するのに
しばらく苦労するのである。
また、戦い方の考えを変えろっちゅうわけやね。

2009年5月14日木曜日

Back to the Neil Back

イングランド代表に、かつてニール・バックという選手がいた。
代表在籍時期は90年代中盤から後半だったか。

身長は、アングロ・サクソン系にしては、またそのころから大型化の一途をたどりだしたラグビー界においては珍しく、178センチであるポジションは、フランカー。
いまでも170センチ台の選手はいるにはいる。ジョージ・グレーガン(豪)、ストリンガー(アイルランド)、シェ−ン・ウィリアムス(ウェールズ)。

彼らはみな172センチである。
これは自分とまったく同じ身長であり、体重もそんなに変わらない。
だが、彼らは共通してバックス、である。

かのニールバックに特筆すべきは、178センチの身長で、FWの、フランカーであったということだ。現在各国の代表選手といえば、190センチ超なんてざらである。

190センチの人と自分が並ぶと、「見上げる」。
はっきり言って、でかい。

それに筋肉をつけて結構なスピードで走り回るのが代表級なのであって、先日の日記に生モートロックを見たと書いたが、彼で192センチ、遠目に見ても、明らかにスケールが違うのだ。

しかも、物理的法則として、体が大きくなるのに比例して筋力が増すのである。
これはどうしようもない。小さい自分がやっとこさつけたパワーも、体が大きいという理由だけで楽に出せてしまうなんて事になるのだ。
不公平という言葉はこの場合当たるまい。しょうがないのだ。

ところがニール選手は、その体格差を乗り越えて激しいプレーを繰り返していた。スクラムの映像なんか見ていると、クマのようなFWたちの中でひときわ小さい。すげーなと思うと同時に。非常に短絡だと自分でも今にして思うのだが。
よし、自分もなんつって考えていた。
ニール・バックがこんだけできているのだから、自分だって。
などと、明確に比較の仕方を間違えているイメージを持ってしまっていたのである。
だってこの選手、タッパは確かにないが、横から見ると体の厚みは自分の倍はあった。腕なんて樫の木の丸太のように強そうである。しかし、小さい自分にとって励みになったのは確かだったのだ。

現在小さいFWというと、同じフランカーで豪州代表ジョージスミス、フィル・ウォーが有名だが、彼らはぎりぎり180センチ。その厚みはまた着ぐるみちゃうかと思うような人間離れしたものなのだが、ニール・バックが引退してから、170センチ台の代表バックローをいまだ見たことがない。

自分は今でも、ニール・バックだってがんばってたじゃないか!
とラグビー以外でも自分を励ますことが多々ある。

そしてイングランド代表と聞くと、ジョニー・ウィルキンソンでも、ローレンス・ダラーリオでもなく、思い出すのは、ニール・バックなのである。

2009年5月11日月曜日

冷や水ってなになに?


OBになると足も軽くなり、引退してから初めて花園に行ったことを憶えている。
そうすると面白いもので、現役のときよりも刺激的なことに出会うものである。

ある日花園に行くと、豪州代表スターリング・モートロックがいた。
妙に骨格のスケールが大きい外人がおるなと思ったらその人だった。
周囲はまったく気づいていておらない。

飛び上がりそうになって話しかけ、握手と写真を頼んだ。
「Sure.」と紳士的に応対してくれた。


閑話休題。

先日の新歓コンパの折、ハガワ君と話した。
「OBはどのへんまで現役のパーティーに顔を出していいものか」
ほほう、なるほど。正直なところ、自分はそんなことちーとも気にしとらなんだ。
自分のスタンスは、お酒が飲めて楽しく過ごせる場には足を運ぶぜ、である。
現役の1回生の頃からそれは変わらない。それにくわえて、自分だけかもしれないが、大学に入ると歳の差というものがあまり関係なく思えてしまい、一回の頃から専攻に関係なく学部をはじめ院生とか卒業生とかの、いろんな飲み会に気軽にお呼ばれしていた。
単に、お酒が飲みたかったのである。何か意味のある会話をしたかなんてまったく記憶していない。
そのノリのまま今まで来ていたので、言われてみて、あ、そうか〜とはじめて考えてみたくらいなのである。

年寄りの冷や水、というが、どのあたりから冷えひえになるのだろう。

あのおっさん、また来とるで、みたいなことには自分もなりたくないのだが、そんな邪魔にもなってないだろうみたいなことを言うと、ハガワ君、
いや、ハマーンは毎回新歓コンパにはいつも話をのたまっていてときた。しかも結構な回数にわたり。
ぜーんぜん記憶にない。酔っ払っていい気になってしゃべっておったのだ。  わちゃあ。

たった今、冷蔵庫から出しました。きんきんの冷えひえな年寄りです。
冷や水もここに極まっていたんである。あー恥ずかしい。これは自分でもショックだ、ちと控えよう。
まあ現役にしてみれば、見られたもんじゃないわな、OBの醜態なんて。ちょっと虚無に襲われた。
しかしよう思い出してみれば、セイジさんだって、かなり後まで現役生だった自分達のコンパに来てくださっていたではないか。あれはうれしかったぞ。
意味合いが全然違うかもしれないのだが、これでいいのではなかろか。
変に気を使って現役と距離を作ってしまうこともあるまい。
結論。
邪魔にならないよう、できるだけ参加させてくだちゃい。
年寄りのぬる水くらいで堪忍したってもらえるとうれしいでちゅ。

とりあえず、もう来んなと言われるまでは参加してみようかと思うのだけど、どうかね?

それが冷や水やーゆうことか。そうか。