この話が「後編」ということになるが、時間軸でいうと「中編」
にあたる。四芸試合後、エグチ号で帰路に入る前「ちょっと休憩
してこか」となった。
名古屋駅の近くで店に入り、二時間半ほど「小休止」をした、
その模様である。
本題の前に。実はこの間、車移動なのにずいぶん酒臭い話が
続いていたが心配するにしかずで、運転手のエグチさん、
交代もせず、アルコールを一滴も入れずいてくだすったんで
ある。一応ハマモトも運転免許を持参していたのだが、そんなん
気にすんなの一言でビールを飲ませていただいた。この場を
借りてこころより!感謝申し上げたい。後輩のくせして先輩
差し置いてがんがんビールをあおらせてもらい、ありがとう
ございましたっ!
さて、この話はいつにも増して長くなるかもわからない。
まず自分が驚いたのは、「コダマさんって、こんなに愉快な
ヒトだったんだ」という事実である。夏合宿への道を同道
させてもらったり、普段OB戦などで接する分には、寡黙で
実直な、まさにタイトヘッドプロップというポジションイメージ
そのままの方だと思っていたのだが、お酒のせいもあったの
だろうか、あんなに陽気なコダマさんは初めて見た。
う~ん、これもその印象を言葉で伝えるのは、ただの説明に
なってしまって難しい。
学年でいうと1年違いのオナカさんとコダマさんの掛け合いの
ような会話が主で、ほとんどそれで時間が過ぎて行ったが、
まあその話の面白くてあったことよ。
話の細部ではなく、なんせ「面白かった」という感想のみが
どぎつく残る。
へーえ、サグラダファミリアのソトオさん、ほんまに無一文で
スペインにいったのか。ほほう、学生時代の作品も岩がゴロン
ておいてあるような繊細さのないものだったのかあ。ソトオさん
が渡欧したあと、空になった下宿にオナカさんが入ったと。ほーほー。
なんと、日本代表F選手のおとうちゃんが、あー、そうなんか、
いろいろあるんすねー。
伝説のニシカワさん、入部当時ほんまにモノにならんくて
コダマさん天を仰ぐほどだったのが、肉体改造の末フッカーを極め、
芸も達者になり安心したんや、か。ハマモトも、ニシカワさんを
お見かけしたのは確か2回生の時分にたった一回だけだったけど、
OB戦後の焼肉パーティーで披露された「中日ドラゴンズ数え歌・
振付つき」がほんとに強烈だったので今でも憶えてるもんなあ。
また姿を現してほしいなあ。
今回の四芸祭OB戦で、エグチさん、若手OBの戦略意図がやっと
わかってきたとうれしそう。そう、今日は僕らほんまにがんばり
ましたよ。そこで何がしか伝わりあうものがあったと思います。
そうそう、ハマモトが卒業してすぐにやった初めての個展に、
初めて来て下すったOBさんがコダマさんで、そこでとても勉強に
なる意見を言ってくれて、嬉しかったんだよなあ。
そのあと、ヨクラさんにワインバーに連れて行ってもらい、二人で
ボトル二本空けてギャラリーに泥酔状態でもどり、気付くと
トイレでぶっ倒れていて、横でその時お付き合いをしていた彼女が
シクシク泣いてたんだよなあ。