2014年6月25日水曜日

やつがれの楕円を楽しく思いはべりける所以なるところのものならんと 後編の前編

この話が「後編」ということになるが、時間軸でいうと「中編」
にあたる。四芸試合後、エグチ号で帰路に入る前「ちょっと休憩
してこか」となった。
名古屋駅の近くで店に入り、二時間半ほど「小休止」をした、
その模様である。

本題の前に。実はこの間、車移動なのにずいぶん酒臭い話が
続いていたが心配するにしかずで、運転手のエグチさん、
交代もせず、アルコールを一滴も入れずいてくだすったんで
ある。一応ハマモトも運転免許を持参していたのだが、そんなん
気にすんなの一言でビールを飲ませていただいた。この場を
借りてこころより!感謝申し上げたい。後輩のくせして先輩
差し置いてがんがんビールをあおらせてもらい、ありがとう
ございましたっ!

さて、この話はいつにも増して長くなるかもわからない。
まず自分が驚いたのは、「コダマさんって、こんなに愉快な
ヒトだったんだ」という事実である。夏合宿への道を同道
させてもらったり、普段OB戦などで接する分には、寡黙で
実直な、まさにタイトヘッドプロップというポジションイメージ
そのままの方だと思っていたのだが、お酒のせいもあったの
だろうか、あんなに陽気なコダマさんは初めて見た。
う~ん、これもその印象を言葉で伝えるのは、ただの説明に
なってしまって難しい。
学年でいうと1年違いのオナカさんとコダマさんの掛け合いの
ような会話が主で、ほとんどそれで時間が過ぎて行ったが、
まあその話の面白くてあったことよ。
話の細部ではなく、なんせ「面白かった」という感想のみが
どぎつく残る。
へーえ、サグラダファミリアのソトオさん、ほんまに無一文で
スペインにいったのか。ほほう、学生時代の作品も岩がゴロン
ておいてあるような繊細さのないものだったのかあ。ソトオさん
が渡欧したあと、空になった下宿にオナカさんが入ったと。ほーほー。
なんと、日本代表F選手のおとうちゃんが、あー、そうなんか、
いろいろあるんすねー。
伝説のニシカワさん、入部当時ほんまにモノにならんくて
コダマさん天を仰ぐほどだったのが、肉体改造の末フッカーを極め、
芸も達者になり安心したんや、か。ハマモトも、ニシカワさんを
お見かけしたのは確か2回生の時分にたった一回だけだったけど、
OB戦後の焼肉パーティーで披露された「中日ドラゴンズ数え歌・
振付つき」がほんとに強烈だったので今でも憶えてるもんなあ。
また姿を現してほしいなあ。
今回の四芸祭OB戦で、エグチさん、若手OBの戦略意図がやっと
わかってきたとうれしそう。そう、今日は僕らほんまにがんばり
ましたよ。そこで何がしか伝わりあうものがあったと思います。
そうそう、ハマモトが卒業してすぐにやった初めての個展に、
初めて来て下すったOBさんがコダマさんで、そこでとても勉強に
なる意見を言ってくれて、嬉しかったんだよなあ。
そのあと、ヨクラさんにワインバーに連れて行ってもらい、二人で
ボトル二本空けてギャラリーに泥酔状態でもどり、気付くと
トイレでぶっ倒れていて、横でその時お付き合いをしていた彼女が
シクシク泣いてたんだよなあ。

2014年6月14日土曜日

やつがれの楕円を楽しく思いはべりける所以なるところのものならんと 中編の後編

この話、いつかどっかで書いたかもわからない。

今回車の中だったか外だったか、ある話でオナカさんと全く同じ
経験をしていることがわかり、書く。いや、エロではない。前回、
ちょっと反省している。

大変以前、自分は阪急高槻で知り合いと酒を飲み、メートルは上がり
に上がって盃を重ね、当然のごとく終電を逸した。
その時ハマモトは京芸の近くに生息していたので桂下車、高槻と桂、
微妙な距離なのである。
アルコールのしみわたった頭で思った。「あるこ。」
イナイチ、171号線こっから東にたどれば必ず京都にたどり着く。
さまよいようもないまっつぐ幹線道路。ま、夜明け前にゃ到着だろ。
阪急高槻からイナイチまですぐだし、夜中の散歩だ程度な気持ちで
歩き出した。
夜風も涼しいし、月がとっても青いからぁ~、とおまわりして
か~えろ~なんつってよてよて歩いたもんだ。
すると横手の田んぼに、自転車がひっくり返ってぶち込んであるのを
見つけた。こらどーみても「駐輪」ではないなと思ったのである。
い、いいかな。よかない。
「魔が差した」「できごころ」いろいろ言えようが、罪悪感は酔って
いる勢いではき飛ばし、その枯田の中から自転車を引っ張り出し、
乗ってみた。
タイヤに空気がほとんどなく、こぐたび少し歪んだ前輪がうにょん
うにょん波打ったが、ぜんぜんOKノープロブレム。やった早く帰れる
ぜと喜びもひとしおだった。
お読みの方々の予想に反することなく、まあその後すぐしょっぴかれ
たんだよ。
酔いで判断力、注意力がナメクジ級にまで落ちていた自分は、無灯火
のまま交番の真ん前を通過したのだ。当の自分は全く気付かなかった。

2014年6月9日月曜日

やつがれの楕円を楽しく思いはべりける所以なるところのものならんと 中編

ここでの会話は全部書けよ!とオナカさんにお許しいただいている
とはいえ、このイン・ザ・エグチ号中編、ちょっと考えてしまう
のである。だって、
「オナカさん、セックスどないしてはりますのん。」
のっけからこの、コダマさんのロックな質問から始まったしね。

コダマさんは「どないなっとんねんこれは。」と怒っておられた。
四芸OB戦におけるホスト校の「ホスピタリティ」の無さにあきれて
おられたのだ。「もてなし」、「思いやり」などのマナーに「心」
が加わったような意味らしい。そのことはフェイスブックにさんざ
っぱら書いたのでおくとして、コダマさんだけでなく、オナカさん、
エグチさん、ハマモトも全く同感で、はじめ車の中はその怒りで
渦巻いていた。その矛先は、許せ、理不尽にも外の風景に向けられる
のである。
「なにしとんねんこのねえちゃん!」
「わっかりにくいみ道やのお。」
「(学生の服装を指し)なんやろねこいつらのカッコは、何歳やねん!」
最近の若い者のスタイルについては、全く同じ思いの自分なもので、
大いに賛成した。
ところで自分はそれを「退色したリカちゃん」あるいは「ジョーカー
(ジャック・ニコルソン演じる)」と呼ぶことにしている。同系統の
野郎である場合は「無理したピエール君」である。
なんせ彼らが腰高に醸し出す「嘘くさい清潔さとさわやかさ」が大変
気色悪いのできらいだ。
ちなみに、二年ほど前


のようなスタイルの人が多かった。
これがまたプロレスファンの自分にはたまらんツボで、往年の
名レスラー、キングコング・ブルーザー・ブロディのコスプレ
にしか見えず、



このような人が目に入った瞬間、脳内ステレオからブロディの
入場テーマ、レッド・ツェッペリンの「移民の歌」が流れて
仕方なかった。
「でんでれででんでで、あ~ああ~~~あ!あ~ああ~~~あ!」
あの歌だ。ご存知?

閑話休題。
このように怒りの感情から、突然会話は冒頭のようにエロへと
シフトした。
「オナカさん、セックスどないしてはりますのん。」
貴殿は日々の営みの中で、肉体の性的やり取りはどのように処して
いるや如何、と尋ねておられるのだなと理解した。
「んん?おれか?おれは嫁はん一本や!やりたなった時はやな・・・・」

・・・すいません、これ以上はちょっと具体的すぎて描写を
控えさせていただこうと思います。か、書けん!だって自分は
オナカさんの奥さん(ユーコさん)を存じ上げてるんだもん!
いい方でお世話にもなってるし。ひとの所業を書き連ねて喜ぶ
ことに対して、自分は未熟にも非常になりきれないのだ。
やっぱ書けん!
そしてコダマさんのお家での話もうかがった。
そ、そうなんですか・・・。50代半ばの夫婦生活はなんとも・・・
恥じらいに満ちていてほほえましかった。
実はこの部分が一番興味深くて面白かったんだけども、申し訳ない、
書けません。やはり活字にしてしまうとちょっと大変な気が。そこが
ハマモトの限界であります。
「もうなんや朝から夫婦そろってそわそわしとって」
「タニキューデートや!」
この二つのセリフからどうぞご想像いただきたい。あるいは、
何かの機会にご本人たちから聞いてみられるとよかろう。なんか
妙に勉強になったな、という実感さえある。自分は腹ぁ抱えて笑った。


このように、帰りの3時間、ずーっとエロだった。
途中で買い込んだワインのお酌をオナカさんにしつつ、自分は後部座席で
ひたすらおもしろかった。

いかん、また長くなってきてしまった。
しかし、このことはもう少し書いておきたいので、「中編の中編」へ。
ご期待は請わない。請わないが、使命感のようなものもあり、ハマモトは
まだ続けるのである。