2008年10月25日土曜日

光陰矢のごときタックルあるいはアタリ

個人的には四芸祭よりも意義深いと思われるイベントが近い。

タイゾー・カップ。泰造杯。
京芸ラグビー発祥のセレモニーと言わねばならない。
初めて楕円の球が京芸グラウンドにバウンドしてから50年になんなんとしている今、改めてその存在を認識したい。

卒業してから幾星霜、かつての部員たちは散らばったにせよ、その闘球のホットなソウルは常にグラウンドに埋没し、現役の流す汗やら涙やらよだれやら何やらかんやら、吸い取り続けていまだ若々しいはずである。
近年参加が多くなく、東西に分けられず、芸祭中で忙しい現役にも出場を請うている現状の中、ぜひ多くのOBの参加を呼びかけたい。幸いにも今年は三連休の中日である。
OBの皆さんお忙しい中とは思われますが、時間の許す限り泰造杯へご参加のほどよろしくお願いいたします。
もちろん自分は出場する。今度は遅刻はいたしません。

2008年10月20日月曜日

花園とグレーガン


この日曜に花園にラグビー観戦に行った。
子供一人に付き大人一人が無料になるということもあり、家族で行った。

そしてお誘いいただいたヤスイさん父子とご一緒させていただいたのである。
ヤスイさん、自分、家人。そしてヤスイさん長女、次女、わが子。つまり子供三人大人三人ということで全員ただで入場できてしまった。

風はいくらか涼しかったが真夏日、暑かった。
一試合目は近鉄ライナーズ対神戸製鋼コベルコスティーラーズ。
神鋼が勝ったが、近鉄の頑張りが非常によかった。ものすごいディフェンスへの集中力を見た。近鉄の喰らいつきが印象的な試合だった。
炎天の観戦の間、ヤスイさんチルドレン(ミクちゃんとユキちゃん)がわが子の面倒を見てくれて、とても助かった。大きくなったなあとは思え、いまだ二歳、小学生のお姉ちゃんたちに比べればまだまだ豆粒のようだった。
動き回るわが子の手を引いて散歩に行ってくれたり、いいなあと思った。

ヤスイさん、いつもありがとうございます(ハマーン家一同)。
そしてミクちゃん、ユキちゃん、ありがとう。


ヤスイさん父子は一試合目で帰られたのだが、ハマーン家はそのまま残り、観戦を続けた。
二試合目はヤマハ発動機ジュビロ対サントリーサンゴリアス。
波乱であった。
はじめこそサントリーが押していて、まあそんなものだなと思っていたのだが、パスミスが多く、なかなかチャンスが生かせない。そのうちヤマハがラインブレイクを繰り返し、逆転してしまった。ヤマハSO太田尾選手のゲームメイクが目を見張るようだった。
緩急のある動きでサントリーをかき回した感があった。


ところで、自分はミーハーなところがあり、いやミーハーであり、サントリーの新加入G・グレーガン、ヤマハのR・ソーンを見たいがためにこの日試合を見に行ったとも言えるので、早速写真に撮った。だって自分が学生であった頃には考えられないことなんである。元オールブラックスとワラビーズのキャプテンでっせ。いい時代になったもんだ。

写真でグレーガンと背中合わせに写っているのがソーン選手。
ロック出場(本来FL)だったが、すばらしかった。

2008年10月14日火曜日

陳謝・後悔・自己嫌悪

助っ人を頼まれた現役の試合に遅刻してしまった。
後半にしか間に合わず、準備運動もせずに参加した。
最低である。そして、すべて自分のせいなのである。

生き方も時間もよく確認せず、関西学院三田キャンパスまで、阪急で新開地まで行き、神戸電鉄で三田までというルートを取ってしまった。ほとんど小旅行である。山あいの風景が美しかった。ではなく。

正しくは阪急宝塚線からJR乗換え、新三田下車だったのだ。
この笑うような大迂回、いかんともしがたい。

出たい、出してくれとこちらから強引に頼んでおきながらこの体たらく、理由はどうあれ、後輩たちに対して侮辱と言ってよい失礼を働いてしまった。

はあ〜、久しぶりにおおポカをかましてしまったのだ。

大丈夫っすとは言ってくれていたけれど、後輩たち、怒っていただろうなあ。

日曜の試合は、トライ数同じ、キック二本差で負けたのである。勝てる試合だったのだが。
前回の記事に冷や水をささぬようにといいながら、ざっぱんざっぱん冷やしてしまった。
この罪をすすぐには、また助っ人で出場し、必ずチームを勝利させるしかないであろう。全然懲りてないやないか!と一人自分に叱咤するもむなしい。

後輩の諸君、すいませんでした。
OBのみなさん、情けないことをしてしまいました。

泰造杯では粉骨砕身、プレーしたいと思います。関係ないか。

2008年10月7日火曜日

冷や水とハイネケン

ハイネケンカップを見ている。
放送時間が朝の7時なので、ビデオ録画である。
このトーナメントの特徴はというと「どろくさい」の一言に尽きる。
もうどこもかしこもアグレッシヴというほかない。

トライネーションズやスーパー14と比べても、いかつさが際立って見えるのはなぜであろう。
北半球ヨーロッパのクラブチーム対抗ではあるが、なんと言うか、荒削りな激しさに満ち満ちており、見ごたえがある。死ぬんちゃうかというような当たりなどが目白押し、すごいプレーも多いが、大ノックオンなど、わかりやすいミスも多い多い。

「大雑把やなあー」
がはじめて見た時の印象であった。

各国のスター選手がいるのも見ものなのだが、やはり各クラブが地元密着型のチームであるため、わざわざ開催地まで地元ファンの大応援団が来ているのが壮観だ。
要するに阪神ファン的熱烈な観客がビール片手に大声援なものだから、会場のテンションは振り切れ寸前といった感なのである。
きっとその辺でも楽しいのだろうなあという気もするが、その勢いに押されてか、選手たちの表情も鬼気迫るものがあり、こちらをうならせてくれる動きを発揮しているように思う。

このあたりのチームは、トライを取るごとにボーナスが支給されると聞いたことがあるから、目の色も変わるわなと言うものなのであろう。
地域的にみても体格のあるノルマン、情熱のラテンの血が濃いところだから、プレー内容にもその遺伝子が影響しているのかもしれない。そう、ノルマンとはヴァイキングや、民族大移動の原動力。ラテンは地中海文明、ローマ帝国の末裔なのだ。エネルギーにおいては恐ろしいものを持っているはずである。
ハイネケンと銘打ってはいるが、そのラグビーの味わいはまさにブランデーやシングル・モルト・ウィスキーのそれに違いない。飲みすぎると悪酔いする類の。


ところで自分は現役の試合、12日のある大学のサークルとの試合に助っ人で呼んでもらった。出たい、出させろと言ってしまったせいもあり恐縮なのだが、最近ラグビーに飢えているのである。許して欲しい。

まあなんちゃらの冷や水といえばこういったことを言うのだろうなと思いながら、楽しみにしてしまっている自分がいる。試合を楽しみたい。