2012年4月8日日曜日

修復中のつりまくり

アキレス腱を切って14日が過ぎた。
手術してより10日。

完全断裂であったので、その機能は失われ、手術してしばらくは、
器官としても機能としても、完全に沈黙してしまっていた。
ただ、ギプスの下に感じる立体的な術創の痛みのみが実感であった
わけで。
この辺の、こっからここまで縫われとんな。という、かなりはっきりした
痛みの感覚。ただしそれ以外はうんともすんともなく、普通は足指や
かかとを曲げ伸ばしすれば、アキレスをからふくらはぎまで連動し、
びよんびよんと動くはずなのだが、なーんの反応もない。
ふくらはぎの部分がごっそり無くなってしまったかのような印象だった。

なにせ断裂自体が痛くなかったので、それ以外の部分のほうが苦痛
だった。入院しての点滴、術後の痛み、そして何より、尿道カテーテルが
気分的にも一番つらかった。
辛抱たまらんので、手術した深夜に抜いていただいた。そしてその後の
トイレのまあ痛かったこと。うめきながら用を足した。

なもので、それ以外の感覚の強さで、主役のアキレスの存在が希薄に
なってしまっていた。
のだが。




術後7日ほどたつと、ギプスの中のその奥で、うっすら感覚が生まれてきた。
かすかに、「筋肉痛」なのである。
傷のそれでなく、筋肉を酷使した後に出る、あのじんわりした痛みが。
気のせいかと思ったが、日を追うごとにはっきりし、今でははっきりと
「つりそう」なんである。
奇妙な話だが、ふくらはぎがつる直前の「あ、つる、つってしまう!」という、
あのや~な感じがえんえん続いている。
ひょっとして悪化してんのかとも思ったが、腫れもなく熱もないので、これは
くっついてきてるんだなあと考え直した。
その証拠に、ギプスのふくらはぎ側の隙間から指を入れ、足先を動かすと、
右と比べて弱くはあるものの筋肉の動きを感じるわけで、それはつまり
くっついていないと連動がないということから、じょじょに復活しつつあると
見て差し支えなかろう。
まだ糸で固定されているだけなのだが、しかし確実に細胞および腱繊維が
働き出しているようだ。
自分が、プラナリアやアメーバと同じ生物であるという実感を持つことが
できた。
きっと、断裂面から、無数の細胞の根がみよーんと伸びていってるのだ。
バイオ!!

抜糸は今週の金曜日、どの程度いってるもんかな。
再断裂しとったらやだなあ。

0 件のコメント:

コメントを投稿