2012年4月7日土曜日

ヒザだよヒザ

甲野善紀。

武道家というよりも、哲学者といったほうがいいかもわからん。
一時期「ナンバ歩き」、「ナンバ走り」という言葉があったが、その
紹介者であり実践者である。
同じ側の手足を前に出す歩き方ね。
この方、一動作で三太刀の居合いをする。あるいは杖を用い、一動作で
三段突きをかまさはる。


簡単に書くと、要するにヒザの「ため」で、柔道で言うところの自然体
から、すとんとヒザを落とし、その運動を攻撃動作に置き換える
という考え方である。
え~と思う方は、ユーチューブでご確認ありたい。

ね、見ましたか。興味深いでしょ。
細かい解説は抜きで、自分は一度この人の本を読んだことがあるのだが、
鍛錬よりも、考え方で体を動かす人、という印象である。
最も効果的な動きはこれしかない、というところまで考察を重ね、実践する。
そうしたところ、かつて達人と呼ばれた先人達の残した所作の意味が、
理解できたのだという。

とにかくヒザ、ひざの柔らかさ。そして大きな筋肉によるものでない、体の
深いところにある筋肉の動き。これだ。

残念ながら、一度やってしまったのち、部分が部分であり、按配が按配
なので、怪我をする前の状態に100パーセント回復させるのは無理で
あろう。もちろん戻す努力はするが。
それよりも、少し見方を変えて、上のことを利用して以前とは違う体の
使い方で、弱った部分を補うことについて考えている。やりようによって
は、以前を越えるポテンシャルを発揮できるようになるかもわからない。
ただし、はた目の動き方は常ならざるものになるであろうが。
復帰した暁には、奇妙なフォームでぬるぬる走る自分がいるかも
わからん。長い目で見たってください。

そういえば、剣道出身者イガワ君がラグビー部入りたての頃、「すり足」
で全力疾走しているのを見て、「うぬ、あなどりがたし。」と思ったのを
思い出した。砂煙を巻き起こしながら走っとったもんなあ。

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