前回書いたとおり、日頃口ではKRFCラブを吹聴しときながら、泰造杯よりもわれの個展を
選んどるOB、私がハマモトである。
参加できない腹いせに、参加した気になって泰造杯の思い出などつづってみようと。
毎年書いとるかも知らんが、毎回忘れてしもとるので、こちらとしてはいつも新鮮に思われ
よい按配だ。
自分は楕円球初心者だったので、入部してしばらく、いやさかなり長い間わけもわからんまま
走っていた。ルールなんぞうろ憶えもいいとこで、オフサイドもよくわかってなかった。
スペースへのパス?ツメ?ドリフト?オーバー・ザ・トップ?スタロ-ンか?何でしたっけそれ。
ただボールを持ってまっすぐ走ることしか頭になかった。前さえ見ていなかったかもしれない。
ボールを思いっきり抱えて地面を見ながら走り、ヤンに引っかかってコケる、といった。
一度、だれかが転んでから「逆走」を始めたのを見たことがあるが、その気持ちはよー分かる。
モールやラックでもみくちゃになると、方向が分からなくなるのである。
また、自分の現在位置も把握できないので、自分はかつて、22メートルラインにトライした経験
を持つ。いばらんでもよいが。
ポイントの中で手を伸ばして「トラーイ!」とほたえたが、自分がボールを置いたのはゴールライン
のはるか22メートル手前であって、そこにいた自分以外全員が怪訝な顔をしていたのが忘れ
られない。
笛も鳴っとらんのに全員の動きが凍り付いていた。審判も。
自分は、なぜかその場で「うぎゃあっ」と叫んだ。
ようするに、いっぱいいっぱいでラグビーをやっとった。
一生懸命なのは分かるが、必死さに余裕がない。ので、逆効果必至なのである。
そういった状態の自分が、泰造杯でOBに人数調整で混ぜていただき思ったことには。
「すげーラク」ということだった。
皆さん分かっておられるので動きに無駄が少なく、よく分からないままでもその流れに従って
いると、自然に自分の運動量も抑えられ、疲れが少ない。
なおかつ立場的にも楽なので、試合中に周囲を見回すことが出る。これは新鮮だった。
なるほど、今こういう動きで攻めてるのね、だからピンチなのね、と言う情報がするするっと
頭に入ってくる。あ、じゃ、おれこうしよ。と判断を行う余裕ができたのだ。
いくら身体を鍛えたところで、がむしゃらにやるだけなら消耗が激しいだけで、かえって
チームに迷惑さえかけかねない。
どんなによく切れる刀も、使う者次第では意味なく振り回して自分の足を切るか、地面を
たたいて刃こぼれさせるだけだ。
その意味が理解できると、毎年の泰造杯が楽しみになっていった。
だから今回参加せぬと決めた自分の苦しみいかばかりか、お察しいただきたい。
そんなことを考えつつ、夜中外を走っていた。
しかし、いくら一人体を動かそうにも、ラグビーは30人でやるものなのだ。寂しきこと、
オホーツク海 の流氷の如し。
自分は、「うぎゃあっ」と叫びたくなった。
たれか、泰造杯の日の画像入りレポートしてくれんやろか。
来られないなんて、、、
返信削除残念です、、、
FJNO