今回は、セイジさんについての思い出を書かせていただこうと思う。
50周年と言うこともあり、ずっと自分の記憶に引っかかっていたこともあり。
あれは自分達の代の首脳陣が引退した年、季節は忘れてしまった。
セイジさんが我々のためにお疲れ様パーティーをしてくれた。現在のフジイさんのギャラリーの近くの
居酒屋だったと思う。キムラ君、ノハラ君、マスイ君、ハマモト、セイジさん、あとマネージャーの
ジュンちゃんとトモちゃんもいたように記憶する。
そういった集まりは自分は好きなので、たいがい酔っ払った。
ふらふらにはならなかったが、すりガラス越しに見るように風景や人物の輪郭がにじんでいるのである。
だから、それが一体何時で、何件目のお店での出来事であったか、甚だあやふやなのである。
順を追って話そう。
お店の一軒目を出て、二軒目、木屋町のどこかで飲んだ。ええあんばいだった。
三軒目に行こうかというときは、メンバーは首脳陣プレーヤーの我々キム・ノハ・ハマの三人と、セイジさん
の四人であった。そして、何軒目かで、そのときカトウさんが働いておられた(よっしゃではない)お店に行こう
とセイジさんがおっしゃられた。
断る理由などない、ついて行くのみである。歩いた。
そしてそのときの風景は、酔ってはいたが今でも忘れない。
先頭を歩くセイジさんが、すれ違う人という人に、もれなくことごとくメンチを切っていかれるのだ。
しかも、まるでわがための道を歩く王者の如く、肩をハスにもせず直進される。びびった。
場所は繰り返すが木屋町のど真ん中である、コワイ人も多い。
我々三人は顔を見合わせた。一人一人、顔に「ヤバイ」と書いてあった。自分達も酔っていたが、セイジさんも
酔ってはったのだ。
この状態で何分歩いたのかは分からないが、やっと最後の店に着いたとき、心底ほっとした。
反面「この人はすごい」と感心しつつ楽しかったりもしたが、自分としては人生で二回目に血中アルコールが
すーっと消えていくのを感じた。
閑話休題。
当時、引退してすぐ、自分はある縁でクラブチームに入ることとなり、試合にも出させてもらっていた。
そういった時期は若さもあり、勢いもあるので、面白いほど体が動く。ほぼ毎日ラグビーをしていた。
なーんにも考えず毎日を過ごしていた。
ラグビーに逃げていた、と言う方が今考えると当てはまるかもしれない。
しかしそういうこともあって、飲んで気が大きくなった自分は上の飲み会で「自分にはラグビーしかない」という
ようなことを言ったのだ。
その時だ。
グラスをかたむけていたセイジさんがふいに「お前なあ」と言われた。
長いので続く。
おもしろいです!笑
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