先週、東京で個展をしていた。
最終日、何人か続けてギャラリーに来られた人に続いて、ふっと入られた女性が一人。
なにやら見覚えのある服を着ておられるぞと目を凝らせば、オレンジに緑の襟、何と東京芸大のOBジャージではないか。他のお客さんそっちのけで話しかけてしまった。
「あの、そのジャージはもしや・・・。」
「あ、わかりましたか。今日これを着て来てよかったです!」
最初マネージャーをしておられた人かと思ったら、そうではなく。
「三度のメシよりラグビーが好きな」
フリーライター・平野ゆりさんと仰る方であった。
各展覧会にも足を運び、東京芸大OBとも面識があるのだそう。
それなら話も早いわけで、
あれこれ芸大ラグビー話をしていると、草野さんのヨカチンもご存知であった。
「最高ですよね〜。」と平野さん。
こちらもまさか自分の個展会場でラグビー談義をするとは思ってもみなかったので、テンションが高まってはしゃいでしまった。
東京を中心にいろいろなレベル、年齢層のラグビーに足を運んでおられるらしいが、言葉からラグビーに対する愛情がほとばしっており、こちらまで嬉しくなる印象なのである。
「京芸OBで秩父宮のシニアリーグに出ませんか!」とも。
あー、楽しいだろうなあ。秩父宮、行ってみたいなあ。
楕円球とは一先ず関係のない展覧会場で、楕円の心が騒いでしまったのであった。
写真も見せていただいたが、現役時代の梶原選手や薫田選手と写っているものがあったり、この方、筋金の一本入った楕円球ファン、いやさ我われと同じ「ラグビー者」なのである。
楽しかったもので一瞬の出来事のように記憶しているが、これからもまたよろしくお願いしますと別れた。
こういった人とはぜひ今後もつながっていきたいと思う。天佑とも言うべきか、来年は丁度東京四芸の年でもあるし、ご招待して芸大ラグビーを見ていただきたいものだと思った。
自分よりも年上なのだが、明るくバイタリティーあふれるご婦人だった。こういう人と会うことができただけで、東京に来てよかったと思った。
このとき丁度、京芸OB漆工のイガワ君も大丸東京店で三人展をやっており、平野女史は最初何も知らずその会場に入ったのだそうで、そうするとイガワ君が自分と全く同じリアクションで
「そのジャージはっ!」
と迎えてくれたのだとか。
だから今日この東京芸大OBジャージを着てきて本当によかったということであった。
そして彼から自分の展覧会の事を聞き、足を運ばれたのだった。
いや、嬉しい限り。イガワ君もありがとう。
でもまあ我われにとってみれば、あのジャージを着ている人は、自分達と同じ世界の住人だということがパブロフの犬のように、もう条件反射としてインプットされているから、それを着ている人を見かければ、即タックルに、いや、声をかけに行かずにはおれないのである。
なにはともあれ、気持ちのよい人に会えたのだった。
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