2009年8月14日金曜日

戦うだけの価値を

個展が終わり、一息つけたので前回の続きを。

45歳にしてカムバックしたフォアマンは、無謀としか思えないヘビー級チャンプへ挑戦した。
タイトルを競う相手は。
マイケル・モーラーという「23歳」・バリバリの選手である。下手をすれば殺されるんじゃ
なかろうかと周囲ではうわさしあった。。
何を考えとんねんということだが、その試合のために、フォアマンはたるんだ体を逆三角に
鍛えなおしてきたのだ。
45歳にしてだ。
ハンパなことではない、なぜそこまでするのか。
かつて追い詰めながら、モハメド・アリに8R・KOで負け、ばらばらにされたあのときの自分を
取り戻すためだったと沢木耕太郎は言うが。
試合の前にアリとフォアマンが話す機会があり、。 アリは「祈っているよ」と言ったいう。
そしてインタビュアーに試合の行方を尋ねられ、彼は「Old man」とだけつぶやいた。

結果は、奇跡とも言えるKOでジョージ・フォアマンが勝つのである。you tube 見てみると、その
試合があった。勝ったフォアマンは、コーナーにひざまづき、天を仰いだ。

理由はどうであれ、彼には全盛をはるかに過ぎた体に鞭打って戦うだけの理由が、確かにあった
はずなのだと思う。おそらく、「このままでは終われない」というものが。
同時に、理由さえあれば、やれるのだとも思った。
自分とジョージ・フォアマンを重ねるなんておこがましい真似はできないが、ラグビーの試合を
するとき、自分はいつもこのエピソードを思い出す。
言い方を変えれば、ええ歳こいたおやじが 未練がましく汗を流し、ぜいぜい言いながら
年下とやり合って勝つのだ。自分はそれが、かっこよく思えてしゃあない。

われわれに十分当てはめてよい。
ラグビーをやる理由としてフォアマンほど強いものがあるわけではもちろんない。
でも、なにやらマネしたくなる魅力があり、忘れられないのである。

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