2011年8月9日火曜日

楕円の磁力なお強く

個展の関係で東京に行っていた。
毎年東京のラグビー者、ヒラノ女史とお会いする。今年もお酒を傾け
つつ、情報交換、ラグビー談義に花が咲いた。
ヒラノ女子と話していると、まだまだ自分は「ラグビー者」の名を冠する
には青いわいと痛感する。
おそらく時期が時期なら、女子ラガーとしてプレーしておられたはずだし、
男性であったなら、さぞやアツいラガーマンになられていたことであろう。

フランスのラグビー雑誌を見せていただいたが、以前日本ラグビーを追放
(正確には無期限試合出場停止)になったクリスチャン・ロアマヌ選手が、
フランスプロリーグ・ディビジョンA、トゥーロンで大活躍している様子。
「Lomu le Japon」
と書かれていた。いわく「日本のロムー」。うーむ、複雑。
写真で見ているとさらに身体が大きくなり、以前よりいかつくなっていた。
自ら問題を起こして無期限出場停止になったのだからしょうがないのだが、
その力は勿体なかったかな。
なんとも。

さて、銀座で飲んだ後(こう書くとなんだか豪遊しているように感じるが、
ハイボール一杯250円、つまみ300円台の大変庶民的かつオツなバーで
あった。)、一度別れ、新宿はゴールデン街のお店で再び落ち合ったので
ある。すると。
そこでヒラノ女史より、一人の男性を紹介されたのだが、縁とはこういうもの
をいうのであろう。キタジマ氏とおっしゃる方で、一目で経験者とわかった。
自分よりも10ほど上の方であるが、なんと学生のころ、夏の菅平で京芸と
試合をしたことがおありになるという。
現在40代半ばのOBさんで、そのころの記憶をお持ちの方はおられまいか。
日大商学部ラグビーサークルである。
われわれでいうと、モゲさんのちょっと上になられるだろうか。

そして、氏の勤務地がかつて、鳥取県のハマモトが生まれ育った町で
あったと知り、まあおったまげた。
「名探偵コナン」の作者・青山剛昌の出身地でもあり、それにあやかった
「コナンロード」なんてなベタな観光名所が作られていて、そこ設置された
コナンの銅像が盗まれて、役場の人が困っていたとか、まさか東京新宿で
実家のイベント「すいか・ながいも健康マラソン」の話でなんぞで盛り上がる
とは思わなんだ。

大変気さくな方でお話していて楽しかったのであるが、実は上記の事実、
ヒラノ女史もご存知でなかったということで、女史自身、「なんだよこりゃあ!」
と驚いておられたわけで、まったくの偶然に発覚したキタジマ氏とハマモトの
共通点であったのである。
恐ろしい確率ながら、「濃い」縁だ。
来年もぜひ会いましょうと約束しさよならしたが、翌日キタジマ氏、ハマモトの
個展にも来場くださり、なんすれぞうれしからずやだったのである。

ヒラノ女史、キタジマ氏、まこと以ってありがとうございました。

まったく人生というのは面白い。
それまで何のつながりもなかった相手と突然つながり、えにし浅からぬ間柄
ができあがるのである。



自分は、人間の生きようは、空間ベクトルの概念になぞらえることができる
ように思う。いきなりすまん、引かんといて。

高校のときに習った代数の、x軸・y軸・z軸に囲まれて、その中である方向性を
持って動く点、あるいはグラフのことである。
自分を表す「方程式」は、あらゆる原因で直線、曲線と軌跡を変化させつつ、
空間を動いていくのであると考える。その軌跡を、自分は「縁」に言い換える
ことができると思うのだ。

その空間にはもちろん、たくさんの他者なる方程式の描く図も共存する。
そこで、ある式と式は、「交点」を持つことがある。同じ値の変数を共有する
瞬間があるのだが、その時、出会いが生じるのだと思う。
縁と縁が結びつくというわけで。
単純な直線式同士であれば交点はただの一つなのであるが、そんなことはない。
人間は複雑怪奇な存在なのであって、y=axではすまないのだ。二乗・三乗は
当たり前の、多次元方程式であるはず。そのグラフの形も有機的なものになる。
そうすれば、複雑な形同士、交点も増えるに決まっているし、なおかつ表は奥行き
を持つ三次元の立体空間で表現される。

そこで、こう考えられる。
偶然ながら近い変域を持つ式同士なら、交点、つまり縁を持つ機会も増える。
同様に、まったく交点を持たぬ式も存在する。要するに、「縁がなかった」のだ。
まったく同じ式なら同じ空間、同じ軌跡を共有するわけで、そうなればその人同士
は肉親か配偶者くらいの近さとなっていくのであろう。
また同様に、ある変化を持ってある点から、お互いに離れていく式も存在する。

それぞれの式に当てはめられる定数や変数は、時間・そのときの心のありよう・
感情・場所など、何を当てはめてみてもよい。

そんなわけで自分は、「人間方程式」の概念で一人遊び、よくにやにやしている。

そして今回の楽しき縁をその見地から表現するなら。
「ハマモトとキタジマ氏の方程式は、新宿ゴールデン街「中ちゃん」という場所、
夜9:30頃という時間、共通の話題という3要素を以って、交点を発生した。」
とこんなところだ。ちなみに、互いの方程式の存在する空間は、もちろんのこと、
「ラグビー」である。

必要もないことをこねこね考え回して、まあヒマ人な自分であることよ。
しかし、今回のことでまた自分は刺激を受け、自分の方程式は変化を加え
られた。次にできる縁の軌跡は、いずこへ向かうものであろう。
そう考えるとわくわくしてくるし、人生も楽しめそうに思えるのである。



2 件のコメント:

  1. ヒラノ嬢は強烈な楕円磁場を持ってはんのかなぁ
    おれもギンザイベント時、釜石石山さんとの縁を繋いでもろぉた。大感謝

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  2. おなかさん>
    いやー、そちらもそうでしたか・・・。
    なんと申しましょうか、楕円球世界における縁結びの神様のようなお方です。
    強い磁場をお持ちだなあと。

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