2008年7月1日火曜日

遺伝子、あるいは血のシャウト

パシフィック・シックスネーションズ・カップが開催されている。
ニュージーランド・マオリ代表チームについて。

ネイティヴNZ,マオリ族の血を引くプレーヤーの中での代表ということであるが、彼らも試合前にはウォークライ、ハカを踊る。
というよりも、NZの代表チームは必ずチームのハカを持っている。アメフト、アイスホッケー、バスケット、車椅子ラグビーの代表「ホイール・ブラックス」も、パラリンピックの試合で行っていた。
果ては軍隊にさえある。ユーチューブで探すとたくさんでてくる。面白い。

ところでNZマオリのハカはというと、よく目にする「カマテ」とはちがう。それはより野性的なプリミティヴな印象で、ああ、戦いの踊りだ。と思わせてくれるものだ。
「ティマタンガ」という名のハカなのだが、その気合の入り方が尋常ではない。映像を持ってくる技術が自分にはないので、見たい方はユーチューブで「NewZealand Maori」と打ち込んで探して欲しい。

そう言ったものが好きなので試合とともに見ていたら、ハカの真似ができるようになってしまった。それもトンガ以外、サモアの「シバタウ」、フィジーの「チビ」、NZの「カマテ」「カパ・オ・パンゴ」そして「ティマタンガ」。
全部型を憶えてしまった、一体ラグビーの何を見てけつかるのか自分は。

いやしかし、へこんだときとかにこっそりやると、ちょっと元気になるのである。ハカに癒されているわけだが、いや、勘弁してほしい。

以下蛇足ながら。
本来ハカというものは、戦いの踊り=ウォークライとは呼ばれているが、そのほとんどは歓喜や歓迎を意味するものなのだそうである。威嚇をしつつもようこそといっているのだ。そしてラグビーの試合で踊られるようになった理由も、曰く。「客寄せ」のためだったのだということ。
しかしまあそれを差し引いても、ティマタンガは戦士の踊りという感じがするし、何せカッコイイ。遺伝学的にも日本人と南太平洋の人々のルーツは近いか同じだという説もあることだし、自分が時たま一人ハカに打ち興じるのも許されていいはずなのだ。


環太平洋6ヶ国対抗において、日本は負けが込んで入るのだが、しかし強くなっているのが嬉しい。以前のような笑ってしまうような大差にはもうならず、試合でも今回言ったNZマオリ代表にしっかり喰らいついていた。ミスは目立つが、確実に実力をつけている印象である。
どんな理由はあれ、トンガに勝ち、他の負けた試合でも堂々渡り合っているあたり、ジョン・カーワン監督のなせる業に舌を巻いてしまう。
次回世界杯がまた楽しみなのだ。

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